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家族にかかってきた不審な電話をAIと一緒に確認する|高齢の家族を詐欺から守るヒント

「さっき、市役所を名乗る人から電話があってね」——実家に帰省したときや電話をしたときに、高齢の家族からそんな一言を聞いてヒヤッとしたことはないでしょうか。メールやSNSと違って、電話は文面が残らず、内容を後から確認するのが難しいという特徴があります。「大丈夫だった?」と聞いても、本人が電話の内容を正確に覚えていないことも珍しくありません。AIは、この「記憶頼りの確認」を少しだけ助けてくれる存在になり得ます。

電話詐欺が「確認しにくい」理由

メールや文面であれば、あとから読み返して家族に見せることができます。ところが電話の場合は、次のような事情が重なり、確認そのものが難しくなりがちです。

  • 会話が終わった時点で内容の記憶があいまいになりやすい
  • 「怪しいと思ったが、断りきれなかった」という気まずさから話しにくい
  • 相手が名乗った組織名や折り返し先の番号を、正確にメモできていない
  • 「もう解決した」と本人が思い込み、家族に伝えないまま終わってしまう

とっさに切ろうとしても電話番号を書き留められなかった、という声もよく聞きます。電話は一瞬で終わってしまうやり取りだからこそ、後から一緒に振り返る仕組みが必要です。

AIを「電話の後」の相談相手にする

① 覚えている範囲を、まずAIに話してみる 電話を切った直後に「さっきの電話、こんなことを言われた」と本人や家族がAIに話しかけ、覚えている内容を整理してもらう使い方があります。「いつ」「誰を名乗っていたか」「何を求められたか」「折り返しの番号はあったか」といった項目に沿って質問を返してもらうと、記憶があいまいなままでも要点が整理しやすくなります。

② よくある手口の「型」と照らし合わせる 「今すぐ振り込んで」「還付金がある」「家族が困っている」——こうした切り口は、詐欺の手口としてパターン化されていることが多くあります。AIに一般的な手口の傾向を尋ねながら、聞いた内容がその型に近いかどうかを一緒に確認すると、本人だけで判断するより落ち着いて振り返ることができます。

③ 相談先への連絡文を一緒に整理する 不安が残る場合、警察相談専用電話(#9110)や消費生活センターに連絡することになりますが、「何をどう伝えればいいかわからない」という声もよく聞きます。AIに時系列を整理してもらい、伝える内容を簡潔にまとめてから電話をかけると、相談そのもののハードルが下がります。

電話は水物です。終わってしまえば記録は残りません。だからこそ大切なのは、電話の直後に「一緒に振り返る」ひと手間を習慣にすることだと考えています。AIはその手間を軽くする、ちょっとした相棒になれます。

気をつけたいこと

  1. AIの整理はあくまで参考情報 — 少しでも不安が残る場合は、警察相談専用電話(#9110)や消費生活センターなど公的な窓口に相談しましょう
  2. 本人を追及しない — 「なぜ出たの」ではなく「教えてくれてありがとう」という受け止め方が、次も相談してもらえる関係につながります
  3. 折り返し番号にはかけ直さない — 相手が指定した番号ではなく、公式サイトなど別の経路で確認した番号を使いましょう
  4. 実在の組織名を断定しない — 「〇〇を名乗っていたらしい」という事実の範囲で話し、断定的な決めつけは避けましょう

まとめ

電話は記録が残らないぶん、詐欺かどうかの判断を家族だけで抱え込みやすいやり取りです。電話を切った直後にAIと一緒に内容を整理する習慣を持つことで、記憶があいまいなままでも落ち着いて次の一歩を判断しやすくなります。AIWAYは、AIに「教わる」のではなく「任せられる部分は任せる」という発想を大切にしており、家族の安心を支える場面でもこの考え方は変わりません。こうした暮らしの安心につながるAI活用のヒントは、AIと社会に関する記事一覧でも紹介しています。

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