AIに質問するコツ|うまく聞くための3つのポイント
AIに聞いても「思った答えと違う」と感じたことはありませんか。じつは、聞き方を少し変えるだけで、返ってくる答えがぐっと役立つものになります。
AIは「察する」ことが得意ではありません。人間同士なら「あの件」「いい感じに」で伝わることも、AIには伝わりにくいのです。でも逆に言えば、伝え方を意識するだけで、返ってくる答えの質がずいぶん変わります。難しい技術の知識は必要ありません。
うまく聞くための3つのポイント
- 何をしてほしいか具体的に伝える … 「やさしく」「3つにまとめて」など
- だれ向けかを添える … 「初心者向けに」「子ども向けに」など
- 足りなければ続けて聞く … 一度で完璧を求めず、会話で近づける
ポイント① 何をしてほしいか具体的に伝える
「教えて」だけでは、AIはどの程度の深さで、どんな言葉を使って答えればよいか判断できません。「3つに分けて」「200字くらいで」「箇条書きで」といった形式の指定、「分かりやすく」「なるべく専門用語を使わずに」といった雰囲気の指定を加えると、ぐっとねらいに近い答えが返ってきます。
たとえば「健康について教えて」では話題が広すぎます。「毎日の食事で意識するとよいことを3つ、分かりやすく教えて」と絞ると、すぐに使える具体的なアドバイスが返ってきます。
ポイント② だれ向けかを添える
同じ「AIとは何か」を聞くにしても、「小学生向け」「定年後にスマホを使い始めた方向け」「職場の新入社員向け」では、ふさわしい言葉や例え話がまったく違います。「だれが読む・使うものか」を一言添えるだけで、AIは言葉の難しさや例の選び方を自動的に調整してくれます。
「〇〇向けに」のほか、「〇〇に説明するように」という言い方も使えます。「まるでお母さんに話しかけるようにやさしく」のように、ちょっと砕けた表現でもAIはきちんと理解してくれます。
ポイント③ 足りなければ続けて聞く
AIとのやりとりは、一問一答ではなく会話です。最初の答えが「なんとなく方向は合っているけど、もう少し短くしたい」「もっと具体例がほしい」と感じたら、そのまま続けて頼めばOKです。
- 「もっと短くまとめてください」
- 「さっきの例をもう1つ加えてください」
- 「難しい言葉を使わずに言い直してください」
このように、少しずつ調整しながら近づけていくのが、AIを上手に使うコツです。最初から完璧な答えを引き出そうとするよりも、気軽に「もう少し〇〇して」と続けるほうが早く目的にたどり着けます。
ちょっとした例
「旅行のことを教えて」よりも、「初めての人向けに、京都の見どころを3つ、やさしく教えて」と聞くほうが、ねらった答えに近づきます。
もう少し具体的な比較を見てみましょう。
あいまいな聞き方の例と、より伝わる聞き方の例
| あいまいな聞き方 | より伝わる聞き方 |
|---|---|
| 「料理のレシピを教えて」 | 「一人暮らし向けに、包丁を使わず10分でできる夕食を1つ教えて」 |
| 「ビジネスメールの書き方」 | 「上司へのお礼メールの例文を、丁寧すぎず自然な文体で書いて」 |
| 「英語の勉強法」 | 「毎日10分しか取れない社会人向けに、英語のリスニングを鍛える方法を3つ教えて」 |
どれも、「何を(内容)」「だれに(対象)」「どんな形で(形式)」を意識するだけで、返ってくる答えが実用的になります。
AIへの質問は、人にお願いするのと同じ。ていねいに、具体的にが基本です。
うまくいかないときは
一度で決めず、「もっと短く」「例も入れて」と続けて頼むと整っていきます。
それでも「なんか違う」と感じるときは、質問を一から書き直すのも有効です。最初の質問が広すぎた場合は「もう少し絞って聞き直す」、逆に絞りすぎた場合は「もう少し幅を持たせる」といった調整をしてみましょう。
また、AIが「分かりません」や「判断が難しい」と答えることもあります。これは正直な反応なので、責める必要はありません。そういうときは「例えば〇〇の場合はどうですか」と事例を添えて聞き直すと、答えやすくなることがよくあります。
どうしても答えが的外れな場合は、AIの「得意・不得意」によることもあります。最新のニュース、特定の人物の個人的な情報、細かい地域の情報などは、AIが知らない・間違えることがあります。そういった内容は、公的な機関のサイトや専門家に確認するのが安心です。
よくある質問
Q. 長い文章を送ると、AIは嫌がりますか?
嫌がることはありません。むしろ、背景や状況を詳しく伝えるほど、AIは的確な答えを返しやすくなります。「こういう事情があって、〇〇に困っています。どうすればいいですか」のように文脈を添えると、より役立つアドバイスが返ってきます。
Q. 「敬語で話さなければいけない」と感じるのですが。
その必要はありません。「〇〇について教えて」「〇〇を短くして」のように、ふだん人に頼むような言い方で十分です。命令口調でも丁寧語でも、AIはどちらでも理解してくれます。気楽に話しかけてみてください。
Q. 同じことを何度も聞いてもいいですか?
もちろんです。AIは嫌な顔をしません。言い方を変えて聞き直したり、「さっきとは違う視点で」と添えたりすると、新しい切り口の答えが返ってくることもあります。「失礼かな」と遠慮せず、どんどん試してみましょう。
まとめ
聞き方を工夫すれば、AIはもっと頼れる相棒になります。返ってきた答えの確かめ方はAIの答えは正しい?もあわせてどうぞ。
「これ、できるのかな?」と思ったら。些細なことでも、まずは聞かせてください。
相談してみる →