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シニアとAI|はじめてでも大丈夫な使い方

「AIなんてむずかしそう」——そう感じても、心配はいりません。AIは、話しかけるように使える道具です。はじめてでも、自分のペースで少しずつ慣れていけば大丈夫です。

スマートフォンを初めて持ったときのことを思い出してください。最初は画面をどうさわればいいかわからなくて、戸惑った方も多いはずです。でも今では、電話をかけたり、写真を撮ったり、自然に使いこなしていますよね。AIも、それとよく似ています。慣れてしまえば「こんなに便利だったのか」と思える道具のひとつです。

気軽に始められる使い方

  • わからないことを聞いてみる — 「これってどういう意味?」と質問する
  • 調べものを手伝ってもらう — 知りたいことのとっかかりに
  • 文章の下書きをたのむ — 手紙やあいさつ文の下ごしらえに

話しことばのまま、ふつうに書けばよいのが、AIの気軽なところです。

たとえば、こんな使い方が実際によく聞かれます。

「病院でもらった薬の説明が難しくて……」 という場合は、薬の名前を書いて「この薬は何のための薬ですか?やさしく教えてください」と聞いてみましょう。難しい医療用語を、ふだんの言葉に置き換えて説明してくれます(ただし、薬の飲み方や量については、必ず医師や薬剤師に確認してください)。

「お礼の手紙を書きたいけれど、言葉がうまく出てこない」 というときは、「〇〇さんにお世話になったお礼の手紙を書いてください。やわらかい表現でお願いします」と頼めば、下書きを作ってくれます。内容を自分の言葉に直して使えばOKです。

「孫と話すためにゲームのことを少し知りたい」 というときも、「最近の子どもに人気のゲームの種類を、知らない大人向けにざっくり教えてください」と聞けば、会話のきっかけになる情報を整理してくれます。

このように、AIは「ちょっと調べたいけれど、どこから調べればいいかわからない」というときの最初の相談相手として、とても頼りになります。難しいことを言わなくていいのです。思ったままの言葉で話しかけてみてください。

安心して使うために

  1. 答えをうのみにしない — まちがうこともあると知っておく
  2. 個人情報は入れない — 名前や住所などは控える
  3. わからなければ家族に聞く — ひとりで抱えこまない

あせらず、自分のペースで。何度まちがえても大丈夫。慣れは、使ううちについてきます。

「答えをうのみにしない」とはどういうこと?

AIはとても賢く見えますが、「正しそうに聞こえる間違い」を言ってしまうことがあります。これはAIの仕組み上、避けられない面があります。たとえば、薬の効果、法律や税金のこと、歴史の日付など、正確さが大切な情報は、AIの回答を参考にしながらも、最終的には専門家や公式の情報で確認するようにしましょう。

「AIがこう言っていたから絶対に正しい」と思わず、「ひとつの意見・参考情報として聞いた」くらいの気持ちで使うのがちょうどよい距離感です。

「個人情報は入れない」ために

AIに話しかけるとき、つい自分のことを詳しく書いてしまう方がいます。でも、本名・住所・電話番号・クレジットカード番号などは、AIに伝える必要はまったくありません。「70代の女性です」「東京に住んでいます」くらいの大まかな情報は問題ありませんが、個人を特定できる情報は控えておくほうが安心です。

また、「AIから電話がかかってきて個人情報を聞かれた」「AIのサービスと名乗って料金を請求された」という話があれば、それは詐欺の可能性があります。不安なときは一人で判断せず、家族や信頼できる人に相談してください。

楽しむ気持ちを大切に

うまくいかない日があっても気にせず、気楽に触れてみましょう。

AIとのやりとりは、練習の必要がありません。うまく答えが返ってこなかったら、言い方を少し変えてみるだけでいい。「もう少しやさしく教えてください」「具体的な例を挙げてもらえますか」と続けて頼めば、AIは怒らず、何度でも付き合ってくれます。

失敗してもペナルティはありませんし、「こんなことを聞いて恥ずかしい」と思う必要もありません。AIには遠慮なく、素直に聞きたいことを聞いていいのです。

「今日は俳句を作ってもらおう」「昔旅行した京都について話してみよう」「昨日見たテレビドラマの感想を言ったら、どう返してくれるか試してみよう」——そんな気楽な遊び方から始めると、AIへの親しみがわいてきます。

AIに「話し相手」になってもらうこともできる

AIは、ちょっとした話し相手にもなってくれます。誰かに話を聞いてほしいとき、とりとめのないことを書いても、AIはていねいに受け止めてくれます。もちろん人間の温かさとは違いますが、「ちょっと声に出したかっただけ」「考えを整理したかった」というときの相手として、気負いなく使えます。

ただし、AIはあくまで道具です。孤独感やこころの悩みが続くときは、地域の相談窓口や家族、友人に話すことのほうが、はるかに大切です。

よくある質問

Q. スマートフォンを持っていないと使えませんか?

スマートフォンがあると便利ですが、パソコンやタブレットからも使えます。お孫さんやご家族に見せてもらいながら試してみるのがおすすめです。最初は「見ているだけ」でも、どんな使い方ができるかのイメージがつかめます。

Q. AIはお金がかかりますか?

無料で使えるAIサービスが多くあります。ただし、より高度な機能を使いたい場合は有料のプランに誘導されることもあります。「無料」と書いてあっても後から請求されるケースもゼロではないので、新しいサービスを始めるときは家族にも確認してもらうと安心です。

Q. AIに聞いた内容は、誰かに見られますか?

サービスによって異なります。入力した内容がサービス改善のために利用されることがある、と規約に書かれているものもあります。「誰かに見られても困らない内容だけを入力する」という意識でいると、安心して使えます。

まとめ

はじめてでも、ゆっくり慣れていけばAIは心強い相棒になります。基本ははじめてのAI、安全に使うコツはAIを安全に使うルールもどうぞ。

#AIWAY#AIリテラシー#シニア
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